Watashiみたいな人

いつものように幕が開き、と突然歌が聞こえる

恋の歌うたう私に届いた知らせは
黒い縁どりがありました

ちあきなおみの喝采の出だしが夢に出た
真夜中に目を覚ますと、
パジャマは汗でびっしょり

AM3:54にあなたにLINEを送った
怖かった

だけど、どうしても喝采が聴きたくて
スマホを取ってYouTubeで喝采

わたしのおじさんは、
そんなおどろおどろしい歌、
聴くなって言ったけど、

じゃあ、
どうしてもっと早く、
迎えに来てくれなかったの?
47階にいたのに

わたしがなんて長いこと眠り姫をしている間
あなたは何をしていたの

わたしが喝采を浴びることはなくても
あなたのためにせめて、
歌くらいはえらびます

DJがAgeHaでちあきなおみをかけた
それもいいじゃない?

一人Janetで踊るだけの夜でも
マイケルはデスマスクになってしまったけれども

わたしの顔に刻印された判決はリュッツォ
傷なしでは存在し得ないエメラルド
地球の色

おい、こっちにおいで
部屋に居たいよ、本読みたいよ
わたしみたいな人、
鏡花全集の中にいっぱい出てくるよ

おい、こっちにおいで
バリカンかけてあげるから

ねえ、まだお薬飲まなきゃいけないの?
螺旋のどこが壊滅してるんだろうね
福音はあなただったのかな

わたしの福音は、
ク・ル・シ・イ、で、

その黒魔術を解く解があなたの名前だと信じてた
ちゃん付けで呼んでたね
だけど、そうじゃなくなった

わたしみたいな人はいないのかもしれない
だって、皆んながおかしいと言うので。

だけど、居たと思うな
この歴史上、
Watashiみたいな人、
居たと思う

投稿者: リュッツォ(Ryuzzo)

1969年生まれの男性。子供の頃から言葉に敏感で小学校低学年で文章能力を自覚しました。高校生の時には作文の懸賞で大画面テレビを(^_^;) 94年に白井俊介という筆名で薔薇族デビュー。4作品掲載。99年タテイシユウスケでBadiデビュー。5作品掲載。タテイシユウスケ名義で第9回バディ小説大賞特別賞受賞。00年代にWebサイト『調香室』に移行。2008年までサイトで執筆活動していました。その後しばらく執筆活動から離れていました。ペンネームを2018年にリュッツォに刷新し、金澤詩人賞に応募したところ、賞の候補として選ばれ詩人デビューしました。現在、様々な創作活動をしているおじさんです。瀬戸内の濃厚な遺伝子と北陸の農民のハイブリッド。 犬と植物が好きなおじさんです。G-MENには投稿したことがないのですが、どちらかというとジーメン系でぼちぼちサムソン系(^_^;) 中のおじさんは温厚な性格の坊主頭のおじさんですが、創作物はなぜか暗めのドリーミングな感じになってしまう💧

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