鍵をくわえた鳥はどこに

プロフィールにも書いたのだけれど、わたしが自分の文章能力を自覚したのは小学校低学年。

それは外側からやって来た。

実のところ、自分の方から書こうとしたことは一度もなかった。

小学校低学年の時の国語の授業で課題が出た。

「宝箱があります。宝箱の鍵を、赤い鳥がくわえて逃げていきました。続きを書きなさい。紙が足りない生徒は何枚でも、あげます。」

わたしは一瞬にして一枚書き上げ、先生に次の紙をもらいに行った。

他の児童がまだ一枚終わらないうちに、わたしは五枚を書き上げ、

六枚目の原稿用紙をもらいに行ったの。

「そろそろやめてくれないかな。これ以上はあげれないよ。」

その時は失望と、こうやって人のやる気が削がれていくものなんだ、という達観があったけれど、

一方で、自分は書くのが好きなんだ、という自覚が生まれた。

でもそれからも、自発的に書くことはしなかったかな。

そんなに恵まれた家庭環境ではなかったから。

投稿者: リュッツォ(Ryuzzo)

1969年生まれの男性。もう50歳の爺です😭 94年に白井俊介「真夜中の雨」で薔薇族デビュー。薔薇族4作品掲載(一作品は連載)。99年タテイシユウスケ「調香師」でBadiデビュー。Badiは5作品掲載。タテイシユウスケ「みずぎわ」で第9回バディ小説大賞特別賞受賞。00年代にWebサイト『調香室』に移行。2019年リュッツォ、「A Cricket - コオロギ」で金澤詩人賞候補。 犬と植物が好きなおじさんです🙂 創作物はなぜか暗めのドリーミングな感じになってしまう💧 中の人はダメダメで気分のムラがあるやっぱりダメダメなオヤジです😭 時々ご乱心遊ばしますが放置しておくとじきにおさまりますので😓

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中