群青

二十二時に丘を下ってゆくと夜空が足元まで広がっている

群青の帳はなめらかなベルベットみたいで

だけれど浴衣みたいなさらさらの手触り

星のきらめきは小さすぎて 目の悪い僕には小さすぎて

星がみんなお月様みたいに大きければいいのに

ミラーボールか線香花火みたいに

キミが眩しすぎたら手のひらで隠してあげる

きっと目が慣れたらうっとりするから

草原に横たわって ふたりで横たわって

露にぬれた草の葉まで輝きをまとっていて

キミは黙り込んでしまった

この丘だって何もないわけじゃない

星だって降れば 霧もたちこめる

ぜんぶ白くしてしまうのは雪

けれども星は今夜も降りしきる

出し惜しみなんてしない恒星たち

手のひらなんてかざさずに

何にも縛られない勇気

何に縛られても平気な勇気

投稿者: リュッツォ(Ryuzzo)

1969年生まれの男性。もう50歳の爺です😭 94年に白井俊介「真夜中の雨」で薔薇族デビュー。薔薇族4作品掲載(一作品は連載)。99年タテイシユウスケ「調香師」でBadiデビュー。Badiは5作品掲載。タテイシユウスケ「みずぎわ」で第9回バディ小説大賞特別賞受賞。00年代にWebサイト『調香室』に移行。2019年リュッツォ、「A Cricket - コオロギ」で金澤詩人賞候補。 犬と植物が好きなおじさんです🙂 創作物はなぜか暗めのドリーミングな感じになってしまう💧 中の人はダメダメで気分のムラがあるやっぱりダメダメなオヤジです😭 時々ご乱心遊ばしますが放置しておくとじきにおさまりますので😓

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