Badi 2000年2月掲載ゲイ小説「調香師」

タテイシユウスケ名義でのデビュー作にしてBadi 2000年2月号掲載作の「調香師」という作品の抜粋です。ちょうどこの季節とラストが重なっていることから、今回ご紹介しようと思いました。

少しトーンダウンした作品で、BL小説の中では少し斬新な感覚があるかもしれません。約20年前の掲載時にも斬新な作風として反響をいただきましたが、現在でもBLの主流作品群とは少しちがっているかと思います。

書いたときは香料業界の調香師を題材にしたゲイ小説が書いてみたかったというのがありました。しかし基本的にはゲイの恋愛小説です。

性描写というか、エロは控え目です。というか、ほぼエロ目線では読めない作品ですので、読み物が好きな方向けです。

当時、Badiというゲイ雑誌がBadi小説大賞という賞を設けていて、Badiには初めての投稿でしたが、大賞を取るつもりで投稿しました。事実、大賞候補の大本命にしていただけました。二作目の「みずぎわ」の方が小説作品としてのクオリティが高いとのことで「調香師」は候補から外れて「みずぎわ」がノミネートされ、特別賞をいただきました。

この作品を書いたのは確か三十歳で、薔薇族にはもう五年も投稿していたので、どうせ書くなら作風を変えて投稿して賞をとってやろうと強く思った記憶があります。

原稿用紙二十五枚の作品の募集だったので、登場人物も少なくしてシンプルな設定にしました。

Badiはゲイによるゲイのためのゲイ小説を求めていたように思います。実際にはエロ目線の作品がよく読まれていたとの説もありますが、小説大賞としてはこういうちょっと切ないものが有利だったのかもしれません。

この頃からエアロビクスで走る強度の高いレッスンを受けていて、リズムに合わせながら走るということをやっていたので、リズム感や語感にも拘りました。

よろしかったら是非電子書籍ダウンロードしてくださいね🙂

Apple Books ↓

http://books.apple.com/us/book/id1466459404

Kindle ↓

調香師: 2000年Badi掲載作品(ゲイ雑誌)

調香師」。Badi2000年2月号掲載作品。調香師とは、香水などの香りを創作する職人のこと。派遣社員として香料会社に入った僕は、ふと目が合った調香師と会話を交わす。調香師、川本は主人公、僕の年代に向けた製品を作っていたちょうどその時で、僕を呼び止めて香りの感想を聞く。そこから二人の恋の物語が始まる。調香師、川本は既婚者だが実はゲイで、二人は未来のない恋を嘆きながら、急かされるように体を重ねる。都会のホテルの一室で逢瀬を繰り返す二人。未来のない恋が辛くなって来た僕は、「もう会わない方がいいんじゃないかな」とふと口に出してしまう。二人に未来はあるのか…。切ない恋愛を、「独特の透明感を持っている」と称された文体で綴る、感情を抑えた短編ゲイ小説。2000年のBadi小説大賞本命と言われていた作品です。250円。

投稿者: リュッツォ(Ryuzzo)

1969年生まれの男性。94年、白井俊介の筆名を使い「真夜中の雨」でゲイ雑誌、薔薇族デビュー。4作品、5回に渡る掲載。他に広岡智という筆名も使っていた。99年タテイシユウスケというペンネームにて「調香師」でBadiデビュー。5作品掲載。作品の傾向はダーク気味でエロくないものが多く、多くのファンは文体を褒めてくださいます。そういうのをお求めの方に向くかと思います。現在、多数の電子書籍と雑誌掲載作品集の紙書籍を販売しています。これからもゲイとして生きてきたことを中心に私らしい執筆活動をし、純文学や詩集も発表したいと思っています。ぜひ読んでくださいね。お買い上げの皆様にはいつも大変感謝しております。詳しいプロフィールはサイトの"管理人リュッツォについて"というプロフィールページにあります!

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