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ゲイ小説「ダブルブラインド」(濃厚 SM縛り要素あり)

2002年にタテイシユウスケの筆名で執筆した「ダブルブラインド」というゲイ小説のご紹介です。この作品、執筆当初インターネットの小説ランキングに参加したところ、あらゆるジャンルを超えて連続一位をいただきました。

結果、物語の性質上、密室で書いた方がいいだろうと判断してランキングは抜けました。出だしを読むにはこちら。

男性同士の縛り調教の要素が強く描かれている作品ですが、これは著者である私リュッツォの、ゲイ小説の中では最高にして最大のものになると思います。

この作品を書いた頃のわたしは体力的に一番良かった頃で、雑誌掲載には収まりきらない大作を書きたいという気持ちもありました。今読み返すと少し鼻につく文章が若かったなと思いますが、自分が一番充実してた頃の作品ですね。

性描写が緊迫感がありすぎて読みづらいという方もいらっしゃいますが、そこまでシュウを追い込まなければならないラストがあったのもありまして…。

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ダブルブラインド

ダブルブラインド」。上級者も満足していただける長編ゲイ文学です。2002年執筆。SMのハードな縛りの要素を取り入れた、男同士のカップル同士、四角関係をテーマにしたゲイ文学。時に異様な思考をするオレ、シュウは知的で繊細な正和と知り合い、恋に落ちる。そこへ医師の桜井とその恋人の船乗り・川本が絡み、四人は微妙な四角関係に陥る。一緒に旅行に行くことになった四人だが、シュウは川本に縛り調教され、自分の中に潜んでいた獣性を見出す。シュウを調教する「儀式」をしているうちに、川本は桜井との17年前の「秘密」を語り始める。不安定になってゆくシュウを懸命に支え尽くす正和の愛情。そして最後は…。原稿用紙370枚を超える本格長編ゲイ文学。わたしの中で最高の出来で、これで出し切った感がある作品です。性描写は激しいですが、煽る感じではなく描写に徹しています。縛りについては文章ですが、かなり高度なテクニックを作品に落とし込んでいます。この小説を執筆した時の話ですが、連載当初、連載小説ランキングに登録したところ、あらゆるジャンルを超えて1位になり、物語の性質上秘められた空間で書きたいと登録読者限定で連載した小説です。あとがきあり。500円。

Badi 2000年2月掲載ゲイ小説「調香師」

タテイシユウスケ名義でのデビュー作にしてBadi 2000年2月号掲載作の「調香師」という作品の抜粋です。ちょうどこの季節とラストが重なっていることから、今回ご紹介しようと思いました。出だしを読むにはこちら。

少しトーンダウンした作品で、BL小説の中では少し斬新な感覚があるかもしれません。約20年前の掲載時にも斬新な作風として反響をいただきましたが、現在でもBLの主流作品群とは少しちがっているかと思います。

書いたときは香料業界の調香師を題材にしたゲイ小説が書いてみたかったというのがありました。しかし基本的にはゲイの恋愛小説です。

性描写というか、エロは控え目です。というか、ほぼエロ目線では読めない作品ですので、読み物が好きな方向けです。

当時、Badiというゲイ雑誌がBadi小説大賞という賞を設けていて、Badiには初めての投稿でしたが、大賞を取るつもりで投稿しました。事実、大賞候補の大本命にしていただけました。二作目の「みずぎわ」の方が小説作品としてのクオリティが高いとのことで「調香師」は候補から外れて「みずぎわ」がノミネートされ、特別賞をいただきました。

この作品を書いたのは確か三十歳で、薔薇族にはもう五年も投稿していたので、どうせ書くなら作風を変えて投稿して賞をとってやろうと強く思った記憶があります。

原稿用紙二十五枚の作品の募集だったので、登場人物も少なくしてシンプルな設定にしました。

Badiはゲイによるゲイのためのゲイ小説を求めていたように思います。実際にはエロ目線の作品がよく読まれていたとの説もありますが、小説大賞としてはこういうちょっと切ないものが有利だったのかもしれません。

この頃からエアロビクスで走る強度の高いレッスンを受けていて、リズムに合わせながら走るということをやっていたので、リズム感や語感にも拘りました。

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調香師: 2000年Badi掲載作品(ゲイ雑誌)

調香師」。Badi2000年2月号掲載作品。調香師とは、香水などの香りを創作する職人のこと。派遣社員として香料会社に入った僕は、ふと目が合った調香師と会話を交わす。調香師、川本は主人公、僕の年代に向けた製品を作っていたちょうどその時で、僕を呼び止めて香りの感想を聞く。そこから二人の恋の物語が始まる。調香師、川本は既婚者だが実はゲイで、二人は未来のない恋を嘆きながら、急かされるように体を重ねる。都会のホテルの一室で逢瀬を繰り返す二人。未来のない恋が辛くなって来た僕は、「もう会わない方がいいんじゃないかな」とふと口に出してしまう。二人に未来はあるのか…。切ない恋愛を、「独特の透明感を持っている」と称された文体で綴る、感情を抑えた短編ゲイ小説。2000年のBadi小説大賞本命と言われていた作品です。250円。